金利・利息・利子 違い解説

金利・利息・利子 違い解説

こんにちは、皆川です。

今回は、住宅ローンでよく聞く、「金利」と「利息」の用語の意味の違いを解説します。

なんとなくこの用語を使っている方は多いと思います。

一緒に「利子」も似た用語で意味わからないけれど、「利子付けて返すね」ってお友達に言ったりしていませんか?
用語の意味を正しく知って、住宅ローンの理解を深めましょう。

目次

1.金利って何?

2.利息って何?

3.利子と利息の違いってある?

4.まとめ

1.金利って何?

お金を借りる側が、借りたお金に追加して支払う金額割合のことをさします。

単位は【%】

住宅ローンの場合、基準金利から優遇される分を引いたものが適用金利となります。

広告で謳っている「変動金利0.〇〇%!!」というのは、最小値なので、お気を付けください。

ローンの審査結果によっては、そこまで優遇されないことも有ります。

ちなみに、住宅ローンの適用金利は一般的に毎月1回、第1営業日に公表されます。

家づくりを始めたばかりの頃の金利と銀行でローンの契約をするときでは数字が違っていることがよくあります。

その時にびっくりしないよう、家づくりを始めたら、金利の動向もチェックするクセをつけておくことをお勧めします。

返済が始まってからも金利動向チェックは忘れずに。

住宅ローンの金利に関する記事はこちら

☆変動金利 

https://ietateru-consul.com/blog/1983/

☆固定金利期間選択型 

https://ietateru-consul.com/?p=2459

☆ローン審査 

https://ietateru-consul.com/blog/1787/

2.利息って何?

お金を貸した側が、元本に追加して受け取るお金のことです。

単位は【円】

利息は、借入金額に金利を掛けただけの単純な式では求められません。

借入金額、返済期間、金利タイプ、返済方法などが必要となります。

金融機関でシミュレーションをお願いすることをお勧めします。

3.利子と利息の違いってある?

基本的には利子と利息は同じ意味です。

単位は【円】

法律用語(利息制限法など)では「利息」を用いることが一般的な使われ方です。

所得税法では、利子税や利子所得など「利子」が用いられます。

生活の身近なところでは、ゆうちょ銀行の貯金では、「利子」が用いられています。

他の銀行預金で「利息」を用いられることが一般的です。

両行の通帳をお持ちでしたら確認してみてください。

同じ意味の用語ですが、用いられる場所で使い分けをしているようですね。

また、慣用的には以下のような違いがあり、使い分けがされてきました。

利子:お金を借りた際に支払う対価。

利息:お金を貸した際に受け取る対価。

つまり、AさんがBさんにお金を貸した場合、Bさんが支払う対価は、Bさんにとって利子ですが、Aさんにとっては利息ということができます。

本記事の冒頭「利子付けて返すね」とお友達に言っているのはBさんですね。

とすると、Aさんは「利息つけてね」と言うことになりますが、日常会話ではあまり聞かないし、言わないですね。

4.まとめ

・金利は、お金を借りる側が、借りたお金に追加して支払う金額の割合のこと

単位は【%】。

・利息は、お金を貸した側が、元本に追加して受け取るお金のこと

単位は【円】。

・利子と利息は同じ意味

金融機関のWEBページを見るとわかりますが、教育ローンや、カードローンなどの金利と住宅ローンの金利を比較すると、断然、住宅ローンが低いことが分かります。

経済を活発にしたい国の思惑によるものですから、上手く使って、老後の資金を増やしましょう。

住宅ローンの借り方・返し方を正しくシミュレーションすることによって、何百万も老後へ残すことが出来ます。

家たてる・コンサルでは、無料勉強会参加後にローンの返済シミュレーションも無料で行っております。

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