「家を買うから将来のお金のことが心配、保険沢山入っておこうかな?」
と考えている方、ちょっと待って!!
本当に必要な保険を選んでいますか?
収入のある人がやりがちな「保険屋さんが勧めてくれてるし、よく分からないけど、月額が払える金額だから入っておこう」という発想。
これは損しかない。
保険屋さんを手数料で儲けさせるだけの保険を選ぶ可能性大です。
「本当に必要な保険」と「不要な保険」とは
本当に必要な保険はこの3つ。
・掛け捨て終身保険
・自動車保険
・火災保険
不要な保険は、
・医療保険
・ドル建て終身保険
・個人年金保険
・学資保険
不要な保険4つは保険屋さんに進められて加入しがちな保険の代表格です。
いかがですか?今ご自分が加入している保険は本当に必要なものでしたか?
不要な保険に沢山加入していませんでしたか?
今後も不要な保険商品は沢山おススメされると思いますので、必要か不要か判断基準を覚えておきましょう。
必要な保険の判断基準
必要な保険の判断基準は至ってシンプルです。
・低確率で発生する
・損失がとても大きい
この2つの条件を満たす事態になった時、つまり金銭的に家族の生活が壊れるくらいの時に保険が必要です。
自動車保険がイメージしやすいと思います。
例えば人身事故を起こして被害者が半身不随になってしまった時、サラリーマンの収入では到底払えない額が請求されます。
この様な事故は車を運転している以上起こり得るものですが、当事者になる確率は低いと思います。
低確率で発生し、損失がとても大きいですね。
だから、自動車保険は必要な保険なんです。
保険は万が一の事態に備える相互扶助の精神に基づいています。
皆さんに助けてもらえる保険で補償してもらいましょう。
もし、不要な保険に加入しているのなら、その月の支払い分を新NISAで運用してみませんか?
投資信託でほったらかし可能なゆる~い運用でも長期間運用できるなら十分資産を増やすことができます。
これが、頑張らないでお金を貯める方法です。
保険料を口座で自動引き落としにしている方なら、振込先が変わるだけです。
生活が変わることはないです。
そうは言っても、「今解約したら、返戻金が払込み分より少なくなって損しちゃう」と解約できない気持ちになる方が多いようです(笑)。
そんな気持ちになる方は、一度試算してみてください。
各家庭のお金の使い方、考え方はいろいろだと思いますが、数字で比較するのが一番分かり易い。
今後、満期まで保険料をいくら払いこんで、いくら資産が増えるのか。
その保険料と同じ金額を新NISAで運用したらいくらになるのか。
数字で確認した上で判断して納得できるものを選びましょう。
以下、「不要な保険」の「不要な理由」を解説しています。
ご参考になさってください。
医療保険は、健康保険証をお持ちで貯蓄があるならいらない
「不要な保険」は事態の発生頻度が高く、補償も少ないというものです。
特に医療保険は、健康保険証をお持ちで貯蓄のある方はいらないと思います。
皆さん、公的保険のために高い社会保険料を毎月お給料から払っていますよね。
そのおかげで医療費は窓口で3割負担だけで済んでいます。
更に高額療養費制度という、支払い限度額以上月の医療費を払わなくて済む便利な制度もあります。
これは年収によって限度額が変わりますが、例えば年収500万円なら月額約8万円(保険医療外の治療や入院時の食事代や差額ベッド代等を除く)しか払いません。
公務員さんや大手企業の場合、更に給付金などがあり数万円で済みます。
例えば、胃がんで1~2週間入院、手術をした場合、治療費は3割負担で50万円前後かかります。
更に高額療養費制度を使って約8万円となります。
この金額に入院にかかる食事代、差額ベッド代などプラスしても支払いは30万円くらいで済みます。
貯蓄があれば、「30万円」払えませんか?
「30万円払ったらその後の生活が困ってしまう」とはならないと思います。
がんは今や50歳以上なら2人に1人がかかると言われていて、低確率ではないです。
損失も上記の制度を利用すれば大きな損失とはならなそうという訳で、「医療保険は不要」と判断できます。
医療保険にお金を投じるくらいなら、人間ドッグなど予防にお金を使いましょう。
がんも早期発見できれば、治療費が抑えられ入院期間も短く済みます。
元気に生活できることが一番の節約です。
もし、医療保険に月1万円を支払っているのなら、年間12万円、20年で360万円も払いこむ計算になります。
元を取るには何回がんになりましょうか(笑)。
個人年金保険は公的年金が優秀なので不要
生き続けるなら年はとりますよね。
老後の生活についてはみんな定年後にやってくるのでお金が必要なことは想定できるし、若い人なら老後までの時間がたっぷりあるので資産の準備ができます。
つまり、保険としては不要と判断できます。
でも、昨今「年金だけでは生活できない」とよく聞くので心配になりますよね。
その心配、簡単に解消できる方法があります。
自分たちが老後の生活費としてどれくらい必要なのかがわかれば簡単に対策が取れます。
総務省統計局が発表(令和3年)している老後の生活費は約26万円ですが、ゆとりある生活費となると38万円だそうです(生命保険文化センター令和4年より)。
ここでうっかり「この差12万円を自分たちで準備するのなら個人年金でしょ」と考えたら、
保険屋さんの思う壺。
手数料を保険屋さんに沢山お支払いしてくれるお客様爆誕の瞬間です(笑)。
手数料の中身は保険金などの支払いや契約の締結維持に必要な経費などで、付加保険料と呼ばれます。
このため満期前の解約返戻金が思った以上に少なくなるんですね。
個人年金保険の保険料は、払い込んだ保険料の全額が積立てられる訳ではないことを覚えておきましょう。
老後資金を準備したいなら、手数料も節約できる非課税が魅力の新NISAでの資産運用がおススメです。
学資保険
個人年金保険と同じ考え方です。
子どもが生まれたら成長するし、その過程で教育を受けるので教育費が発生するのは必然です。子どもが生まれたら大学入学までお金を貯める時間があります。
つまり、「不要な保険」と判断できますね。
そもそも学資保険は払込金額に対して受け取る学資金の増え方が少ないんです。
例えば、払込金額300万円の場合受け取る学資金330万円くらいだと返戻率110%ですが、年利回りにすると0.5%!
銀行で普通預金の金利0.1%から比べれば「5倍!」とお得に見えますね。
でも、新NISAで運用したら利回り5%、10%、20%となる可能性がありますので0.5%で喜んでいてはもったいないです。
また、生命保険料控除もありますが、年間数千円お得になる程度。
最悪、他の加入している保険で控除額の上限に達している場合、学資保険の保険料を払っても控除額を上乗せできなかったなんてこともあります。
以上のことからも教育費の準備には新NISAでの運用をお勧めします。
日本もデフレからインフレの世の中へ
銀行の口座で貯蓄するのも実は投資で、僅かですが利息が付きます。
でも今後、インフレの世の中で銀行に貯金していてもお金の価値は下がっていくばかりです。
新NISAも「NISA口座」という非課税の口座を作って、そこでお金を貯めているだけです。
投資だからといって闇雲に怖がる必要はありません。
途中で解約できる、現金化できるなど自由度が高く安心感もあります。
新NISAの最大の特徴は、非課税制度と複利の効果で長期間ほったらかしでも資産が増えること。
投資に嫌悪感があるなら、まずはYouTubeで「新NISA」を検索、新NISAでできる投資の世界を覗いてみてください。
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