ローンの返済をしながら教育費は貯められる?学資保険より効率よく貯める方法

ローンの返済をしながら教育費は貯められる?学資保険より効率よく貯める方法

子どもの教育費、貯めていますか?

出産とともに、コツコツ子ども名義の口座に1万円ずつ貯金していませんか?

具体的な数字で考えてみましょう。

例えば国立大学の4年間の学費は約250万円です。

月1万円ずつ18年間(=216か月)貯めたら、216万円。

銀行の利子なんて今は期待できませんので大して増えません。

結果、足りない(笑)。

計算すると、月11,574円、年間約14万円を貯金しないと足りません。

住宅ローンの返済もあって、子ども一人当たり年間14万円、18年間貯め続けることできますか?

実際は大変だと思います。

「老後の資金も貯金しなくちゃ、でも子どもを優先したい」というのが親心です。

そこで、支払い額より受取額が増える学資保険を申し込んでしまう人が沢山います。

でもちょっと待って!

返戻率にだまされていませんか?

最近の学資保険は返戻率103%~118%くらいが多いです。

200万円払込むと206~236万円に増えて受け取れるというものです。

さて、この金額で大学の費用は足りますか?

18年後、インフレに負けてしまうと、206万円の価値が今よりも目減りするというリスクが生じる恐れが有ります。

折角頑張って払込みをしてきたのに、「足りない」となっては悲しいですよね。

インフレに負けないためには、「長期・積立て・分散」という考え方が必須です。

「長期・積立て」は学資保険も同じですが、分散と言う考え方が加わります。

リスクを分散しようということですが、よく分からないですよね。

新NISAはご存知でしょうか。

聞いたことはある方が多いと思いますが、今4人に1人は口座開設をしているほど人気があります。

「投資なんて怖くてできない」「株なんてギャンブルと同じでは?」と投資に嫌悪感をお持ちの方も多いと思います。

そんな堅実な投資初心者に向いているのがNISA口座を使った投資信託です。

リスク分散をプロがやってくれるので、私たち素人は毎月定期的に1000円でも1万円でもムリのない範囲でNISA口座に振り込むだけで、18年後には積立金額が2倍くらいに増えている可能性があります。

具体的に見てみましょう。

NISA口座で月1万円を18年間積立てた場合、利回り5%とすると、運用益133万円、総額349万円になります。収益率(=総額÷積立総額×100)は161%。

収益率は学資保険の返戻率と同じ考え方です。

「返戻率103~118%」 対 「収益率161%」では大きく差がありますね。

またNISAの場合、その運用益が非課税なんです。

本来約20%の税金が引かれますが、課税対象外なので、まるっと自分の儲けにできます。

これが人気の理由でもあります。

ちなみに既に貯蓄があるなら、「米国債」で教育費を準備する方法もアリです。

長くなるので国債の解説は割愛しますが、

例えば、ある米国債(ストリップス債、単価42.99、残存期間17年10か月、利回り     4.785%)を215万円分購入すると約501万円となり、収益率は233%。

国債はNISAのように非課税ではないので、税金が約20%引かれますが、それでも学資保険とは比べものにならないほど増えます。

ご興味のある方は国債についても調べてみてください。

以上で解説を終わりますが、「今まで学資保険の返戻率が高いと騙されていたんだなぁ」と思われた方いらっしゃいますか?

教育費の準備方法は学資保険だけではなく、NISAで積立てたり国債を買ったりと、いろいろあります。

コツコツ普通預金や定期預金で貯めているとどうしてもインフレに負けるというリスクが生じてしまうので、家づくりをキッカケに投資にトライしていただけたらと思います。

35年間は住宅ローン返済だけじゃないです。

資金を貯める方法を家づくりが始まる前に知って、考えて、実行しておくことをおススメします。

どうやって資金を準備するのが自分たちにあっているのか、どうぞご夫婦で沢山話し合ってみてください。

最後に、住宅ローンのことだけでなく、生涯のお金のことももっと知りたいな、リスク回避する方法を知りたいなと思ったら、是非、家たてるコンサルの勉強会へご参加ください。

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