変動金利、金利差0.001%はどれくらいお得?

変動金利、金利差0.001%はどれくらいお得?

昨今の変動金利は小数点第三位まで、表示されます。

0.001%でも他行より低い金利を打ち出すためです。

2023年11月、変動金利は、au じぶん銀行が0.319%、住信SBIネット銀行は0.320%でした。

金利は低い方が利息の総額が少なくなるのは当然ですが、実際どれくらい違うのか気になりませんか?

試算してみました。

【借入4,000万円、返済期間35年、元利均等返済の場合】

 0.319%0.320%
月返済額(円)100,666100,68317
総利息額(円)4,989,3404,996,9767,636
初年度返済額(円)1,207,9961,208,203207

(変動金利は10年毎0.5%上昇させて試算)

差は・・・誤差範囲ですが有りました。

月にして17円、35年完済すると7,636円。

初年度返済額では207円。栄養ドリンク1本飲んだら、お得が消えそうです(笑)。

この様な状態になってしまったのは、スマホで住宅ローンを調べ、申込が出来るようになったことが原因ではないかと推察しています。

スマホの画面で日々金利ランクを見ていたら、わざわざ順位の低い銀行を選びませんよね。

できれば1位の銀行がよいと思います。

また、変動金利の場合、金利の引き下げ幅は完済まで変わらないので、『今のこの大きい金利の引き下げ幅を獲得しておきたい』と考える方もいるでしょう。

以上を踏まえて金融機関が企業努力をすると、金利の引き下げは数字を刻むことになる訳です。

企業努力の0.001%。

この先、0.0001%になるのか、楽しみですね。

ランク上位5行の差は誤差レベルです。

金融機関もこの金利差ではそれ程お得になっていないことをわかって提供しています。

彼らに踊らされないように、住宅ローン選びは、金利だけでなく、手数料や保証料、最近充実してきた団信、利便性など総合的に判断してから選ぶことをおすすめします。

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