住宅ローン検討者要チェック!2022年から変更されたフラット35の金利引き下げ方法とは

住宅ローン検討者要チェック!2022年から変更されたフラット35の金利引き下げ方法とは

 新しく住宅を購入する場合には、多くの方が住宅ローンを利用するでしょう。住宅ローンにもさまざまな種類がありますが、その中で最も人気があるのが「フラット35」です。フラット35は固定金利となっていますし、たくさんのプランが用意されているので、自分に合わせて選択することができます。そんなフラット35は、2022年10月に新たに金利引き下げ方法を変更しています。そこで今回は、フラット35の金利引き下げ方法の変更点について詳しく見ていきましょう。

そもそも金利の引き下げとは?

フラット35は、原則固定金利となっています。そんなフラット35の金利引き下げとは、一定期間または全期間など決められた期間中、店頭金利から一定の幅で金利を引き下げるプランとなっています。引き下げのサービスが受けられるのは、決められた一定の条件をみたせば金利が引き下げられる仕組みとなっています。

フラット35の金利引き下げ制度の変更点

元々フラット35のプランによって、金利の金額が決まっているという仕組みになっていました。しかし、2022年に金利引き下げ制度が変更されたことによって、金利引き下げメニューごとにポイントを定め、合計ポイントによって金利の引き下げ幅及び引き下げ期間が決まる仕組みとなっています。ポイントは1~4ポイントあり、ポイントの制度も細かく定められています。

フラット35の金利引き下げポイントのカウント方法

フラット35の新しい金利引き下げ制度では、「住宅性能」「管理修繕」「エリア」の3つのジャンルから選択することができる仕組みとなっています。1~3のグループから選択することができるのは、各1つの金利引き下げメニューのみです。ではここからは、それぞれのグループの特徴と該当するプランについて詳しく見ていきましょう。

住宅性能で選ぶ

住宅性能とは、住宅の「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」の4つの項目を一定の基準をクリアしていることを指します。第三者機関によって検査が行われ、住宅金融支援機構が定める技術基準に適合すれば、このプランを選択することができます。住宅性能に該当するプランとそのポイントは、以下の通りです。

・フラット35S(ZEH):3ポイント
・フラット35S(金利Aプラン):2ポイント

・フラット35S(金利Aプラン):1ポイント

 ・フラット35リノベ(金利Aプラン):4ポイント

・フラット35リノベ(金利Bプラン):2ポイント

管理・修繕で選ぶ

管理・修繕は、フラット35の維持保全型に該当する住宅となります。2022年4月に新設された制度で、6つの項目が用意されていてこれを満たす維持保全・維持管理に配慮した住宅を購入した方が対象となります。ただ、維持保全型は毎年予算金額があり、それに達する見込みになった時点で受付終了となるので注意が必要です。また、フラット35リノベを利用した方は使うことができないので、気を付けておきましょう。

・長期優良住宅:1ポイント
・予備認定マンション:1ポイント

・管理計画認定マンション:1ポイント

・安心R住宅:1ポイント

・インスペクション実施住宅:1ポイント

・既存住宅売買瑕疵保険付保住宅:1ポイント

エリアで選ぶ

エリアで選ぶとは、フラット35地域連携型・地方移住支援型に該当する方のことを指します。子育て世帯や地方移住者に積極的な支援を行う自治体と連携しており、金利優遇が行われるという制度になっています。

・子育て支援:2ポイント

・地域活性化:1ポイント

・地方移住支援型:2ポイント

フラット35の合計ポイントによる引き下げ額・引き下げ期間

ではここからは、フラット35の合計ポイントによる引き下げ額や期間について詳しく見ていきましょう。

1ポイント

合計が1ポイントの場合、最初の5年間のみ金利が0.25%引き下げという設定になっています。5年が経過したら、元の金利になります。

2ポイント

合計が2ポイントの場合、最初の10年間の金利が0.25%の引き下げとなります。ただ、エリアで選ぶの「地方移住支援型」を単独で利用する時には、当初10年間の金利が0.3%引き下げとなっています。

3ポイント

合計が3ポイントの場合、当初の5年間は0.5%の引き下げ、そして6~10年間は0.25%となっています。10年間減額の制度を受けることができますが、5年経過すると引き下げ金額が変わるので注意しておきましょう。

4ポイント

合計が4ポイント以上になる場合、最初の10年間の金利が0.5%の引き下げとなります。最も大きい減額が受けられるので、より多くのポイントが加算されるようにした方がよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?人気の高いフラット35の金利引き下げ制度は、2022年10月に変更されています。条件によって得られるポイントが変わり、ポイント数によって大きな引き下げが受けられる仕組みとなっているので、自分が買いたい住宅と照らし合わせて検討してみてくださいね。


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