住宅ローンの借り換えの最適なやり方|最初の返済計画が最も重要

住宅ローンの借り換えの最適なやり方|最初の返済計画が最も重要

住宅ローンの超低金利が続いている昨今、今よりも高い金利で返済中の人は、「借り換え」をすることで、総支払額を減らせる場合があります。

そこで今回は、現在借り換えを検討している人に最も適切な借り換えのやり方についてご紹介していきます。

住宅ローンの借り換えとは?

住宅ローンの借り換えとは、新しく違う銀行から融資を受けて最初に組んだ住宅ローンを全額返済するという方法です。より金利が安い銀行からの融資を支払うことによって、毎月の返済額を減らすことができるので、魅力的だと言われています。金利差が大きかったり返済期間が長くなるほど利息として支払う金額を下げることができるので、早めに検討する方は多いです。

効果的な住宅ローンの借り換えのやり方

住宅ローンの借り換えを行う時には、本当に借り換えを行うことによってお得になるのかをしっかりと検討しておく必要があります。そこで今回は、よりお得になる住宅ローンの借り換えの方法についてご紹介していきます。

変動金利から固定金利に変える

変動金利の場合、6か月ごとに金利が変わり5年ごとに返済額が変化します。そのため、金利が上昇傾向にある時には安いうちに固定金利に乗り換えておく方がお得です。固定金利の場合は、最初に指定された金利のまま支払いを行うことができるので、万が一金利が上昇した時でも安心です。

固定金利から変動金利に変える

現在固定金利の住宅ローンを支払っていて、より安くしたいという場合は変動金利にするという方法がおすすめです。変動金利は6か月ごとに金利が変わるので不安に感じる方もいるとは思いますが、近年はより金利が下がっている傾向があるので、よりお得に利用することができるでしょう。特に残りの返済期間が短いという場合は、変動金利にしてもそこまで大きく変わる心配がないので、安心して借り換えを行うことができます。

固定金利から固定金利に変える

固定金利の住宅ローンを支払っている場合、途中で他の金融機関の方が金利が安いということに気づくというケースもあるでしょう。このような状態の場合、より安い固定金利の住宅ローンに切り替えた方がお得になるケースが多いです。金利が変わらないという安心感もあるので、魅力的な方法です。

住宅ローンの借り換えを行う時の注意点

住宅ローンの借り換えはとても魅力的な方法に見えますが、金利が安いという理由だけで安易に行ってしまうと、借り換えをしたことで損をしてしまう可能性もあります。そのため、しっかりと検討して借り換えをするかどうか、どの金融機関を選ぶかを決める必要があるでしょう。そこでここからは、住宅ローンの借り換えを行う際に注意すべき点についてご紹介していきます。

借り換えの手数料を加味して考える

借り換えを行う際には、金融機関に払う手数料や不動産の登記費用等が必要となります。そのため、金利が安いところに借り換えをしたとしても、費用も加味して考えるとより多くの金額を支払うことになってしまったというケースもあります。そのため、手数料を考えても今の金利で払い続けるよりもお得になるという場合にのみ、借り換えを行うことが有効だと言えるでしょう。

金利の変動を考える

変動金利のプランに変更する場合、支払い計画では金利が今後横ばいで推移したことを想定して算出されます。そのため、今後金利が上がってしまった場合には借り換えをしなかった方がお得だったということにもなりかねません。その時点でお得だったとしてもそれがずっと続くとは限らないので、事前に上がった場合のシミュレーションをしておくことが大切です。

返済計画を立てておく

借り換えの際に、「金利が安い方がお得」と安易に考えて行ってしまうという方もいるようです。しかし、住宅ローンは何十年と払い続けていくものなので、その時の思い付きで借り換えを行うと損をしてしまう可能性があります。そのため、借り換えを行う時には本当に自分が返済できるのかどうかを考え、返済計画を立てておくことをおすすめします。単純に金利が安い金融機関を選ぶのではなく、いくつかの銀行を比較して本当に自分に合うプランを選ぶことが重要です。

団信に加入できないこともある

住宅ローンを組む際には団体信用生命保険に加入します。しかし、借り換えの際には団信も再審査となるため、その時の健康状態によっては借り換え自体ができないことも考えられます。そのため、自分の現状の病歴で団信に加入できるかを確認してから借り換えの審査を行った方がよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?住宅ローンの借り換えを行うことによって、金利分の支払いを減らせばトータルで支払う金額を大きく下げることができます。より長い期間支払っていくローンだからこそ、少しでも支払い金額を減らしたいと思うのは当然でしょう。しかし、安易に今の金利が安いからという理由だけで借り換えを行ってしまうと、結果的には多くの金額を支払わないといけなくなったということになりかねません。そのため、事前に自分の返済計画をしっかりと見直して、本当にお得かどうかを判断した上で金融機関を選び、借り換えを行うことをおすすめします。借り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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